プロフィール

吉田省吾

Author:吉田省吾
'85津山生まれ。津山在住。
udonsobaiyaudon@yahoo.co.jp

待っていることしかできない

4月24日。
25日の京都でのライブ目指して7時半に水俣を出発した。
最初は順調で、水俣→芦北→松橋→基山と進んだ。
基山→直方と乗せてくれた人と別れたところでアクシデントが起きた。

カバンを車に忘れたのだ。

中にはサイフとでんわが入っている。
焦ってすぐに引き返したけどその人は出た後だった。
その人とは連絡が取れない。
わかっているのは、熊本出身、荒尾在住、大阪に本社がある海苔の会社の営業、子が2人、釣り好き、など・・・・・・。
すぐに頭を働かしたけど、そこで待っているしかないと判断して、SAの入り口に立っていることにした。
銀色の営業車、そういえば大阪ナンバーだった。

待つ。

これから八幡で仕事と言っていたなぁ。
来ないかもしれない、とは思わなかった。
車で僕は本心で語ったし、相手もそれを受け取ってくれた気がした。
じゃあもうダチだ。
ダチなら戻ってきてくれる。
我ながら単純だなー。
でも中々に待つのはつらい。
心は揺れる。
今日どうなるんだろうと不安になる。
カバンを車に忘れるのは初めてだ。
傘とバッジなら過去にある。
今日は車でおにぎりを食べたのが良くなかったのかもしれない。
膝の上でおにぎり、カバンを足元に置いて食べていたら、直方SAに着いた。
それであわてて降りたのが原因な気がする。
サイフとでんわがなくても京都には行けるしなんとかなる。
なんとかなるけどやっぱつらいわー。
そんなことを思いながら違う車が通り過ぎるのを何台も見ていた。

30分程過ぎただろうか。
似た車が入ってきた。
銀色の営業車。
ナンバーは・・・・・・大阪!
車の中の顔が笑っている。
目の前で停まった。

「間に合わないかと思ったよ~」

カバンを受け取って僕らは握手を交わした。
僕は正直泣いてしまった。

後日、パソコンにメールがきた。

「もうカバン忘れたらいかんよ~」

僕のブログを見つけたらしい。
大阪ナンバーの営業車のおにいさん、本当にありがとう!

2015_04_24 ヒッチハイク@直方
車を降りた直後の僕。笑っている場合ではないぞ!

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笑っててよかった。
  • minami#-
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  • 2015.07.04(Sat)
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